就職を前に何も変わらない灰色の日々。<br />あたしは何気なく中学の卒業文集を開き、『母校のとある教室にいじめの告発ノートが隠されている』という作文を見つける。<br />それを書いた元同級生が自殺したと知ったあたしは、その子のSNSのパスワードを暴いてログインし、その子の名でSNSを再開した。<br />数日後、別の元同級生が謎の死を遂げる。<br />灰色の日々に、何かが始まった――。<br />