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蕪村 己が身の闇より吼て

享保の改革のころ、15歳の男が叔父を殺めて大坂から京へ逃れていった。
河原で乞食をしたのち、僧・弁空のもとで寺男になる。
寺で画と俳諧に興味を持ち始めた男は、京を発ち江戸へと向かう決意をする。
江戸では俳諧の師匠・宋阿に弟子入りし、宰鳥と名乗る。
だが間もなくして宋阿が亡くなり、下総の結城へ。
そこを拠点に奥州や北関東への旅を繰り返す。
28歳で俳号を蕪村に改め、いよいよ画と句と書に力を注ぎこみ……。




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