三陸海岸で謎の死をとげた須藤健介は、伊達騒動にかかわった伊達兵部のことを調べていたという。<br />夫の死に事件の匂いを確信した妻の恭子は、義弟の協力を得て、夫の研究の足跡をたどる。<br />そして夫が死ぬ前に、伊達兵部の子孫とされる家で、古文書を見たことを知る。<br />その古文書に示された秘密は? 歴史の謎に挑んだ、壮大なミステリー長編。<br />