ある日、子猫がやってきた――。<br />5年生で突然登校拒否になった幼なじみの仁菜が、薄汚れた子猫を拾い、ぼくの家へ連れてきました。<br />自分の家で飼えない仁菜にかわって、ぼくと家族が世話をすることになったのだけれど……。<br />子猫のニケに関わる中で数々のことを学んでいく、ぼくの様子がていねいに紡がれます。<br />15歳で講談社児童文学新人賞佳作を受賞し鮮烈デビューした獣医師が描く、大切なお話です。<br />