二年間、眠り続ける幼馴染の結日が残した言葉。<br />「憶えていて、必ず合図を送るから」病室に通う僕に限界が来たのは、夏の初めの暑い日だった。<br />もう君を諦めよう――。<br />しかしその日、あらゆる感覚を五感に再現する端末・サードアイの新機能発表会で起こった大事件と同時に、僕に巨大な謎のデータが届く。<br />これは君からのメッセージなのか? 世界が一変する夏に恋