大学の先輩で雑誌編集長の田代のおかげで、ぼくは駆け出しのモーター・ジャーナリストとして何とか生活していた。<br />そんなとき、田代に誘われて参加したゴルフコンペで、佐伯伽耶と運命の出会いを果たす。<br />一目で伽耶に惹かれたぼくは、ゴルフの後の食事会でいろんな意味で彼女の「生徒」になるという約束を取り付ける。<br />香港の富豪の未亡人だという年上の伽耶に、ぼくは溺れていった。<br />一年が経ち、二人でフィレンツェへ旅立つことに。<br />