呪いによって、彼の’おいなりさん’を握った相手以外の異性と話すことができない少年・愛。<br />彼が話すことのできる異性は、幼い頃に助けた子狐が人間の姿をとった少女・いなりや姉の立など、数少ないものだった。<br />そして迎えた夏休み。<br />愛は立からペアチケットを渡される。<br />それは、海のそばの旅館の宿泊券だった。<br />そして愛はいなりとともに旅行に向かうが、そこで新たに出会った少女・七海に’おいなりさん’を握られ……!?