交通事故で車椅子での生活となった著者。<br />流れる水で手を洗った日、ボタンがかけられた日、ベッドを叩いて泣いた。<br />あの日の空の深々と青く、温かな色を忘れない――青春を打ち砕き、人生を決定的に変えた事故、その日から13年。<br />恋人の死が、父親の死があった。<br />涙をぬぐって「生きるための力」として綴った、車椅子の冬・春・夏・秋……1年間の魂の自伝的な黙想ノート。<br />