ひとりの女性の静かな叫びが、多くの心を貫いた――衝撃の感動作。<br />同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた’私’。<br />だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。<br />彼の性器が全く入らないのだ。<br />その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。<br />いつか入るという切なる願いの行方は――。<br />「普通」という呪いに苦しんだ女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。<br />