天才プロファイラー・羽吹允は、九歳のときに誘拐され、一年後に発見されてから、超記憶症候群を発症していた。<br />二十年ぶりに会った小学校の友人からもたらされた情報は、最近起きた事件と過去の誘拐を結びつけるものだった。<br />記憶を丹念にサーチする羽吹に見知らぬ番号からSMSが届く。<br />指定された部屋にあった変死体は、過去の事件の関係者。<br />羽吹の記憶の扉は開くのか。<br />