薩摩・長州・筑前を護衛に従えて、新政権の奥羽鎮撫総督が仙台に派遣され、会津討滅が命じられた。<br />62万石の雄藩は混乱し、親政権派、親会津派に藩論は二分された。<br />士道に生きる仙台藩士として、細谷十太夫は立ち上がったが……。<br />奥羽越列藩同盟と新政権との死闘と、豪気な指導者像を鮮烈に描く、傑作長編。<br />転換期の鮮烈な指導者像。<br />魔風の如く暗夜に馳ける、男の意気を描く!