独眼竜政宗
奥羽の戦国は中央より一足遅くやってきた。
伊達政宗が米沢城に呱々の声をあげたのが、まさに戦国のまっ最中だった。
だが、いかに動乱の時代とはいえ、父・輝宗の最期は、あまりにも悲惨だった。
とはいえ、この残酷無残な現実のなかにこそ、戦国の本然が潜んでいたのだ。
国を大するも小するも己れの腕次第。
緊褌一番の決意は、今こそ固めなければならない。
父の弔い合戦を機に、政宗の奥羽制覇の軍略は、いよいよ烈しく燃えあがり、政宗の隻眼が光る。
戦国の寵児、戦国に天翔ける若き勇将の英姿。
〈全二冊〉
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