ホキが淳にいさんからもらった誕生日プレゼントは、一頭の木馬でした。<br />その日からホキは、その木馬の背に乗り、案内されて万華鏡を通りぬけ、夜毎ふしぎな世界、妖精の国へと旅立つことが、できるようになりました。<br />やがて、木馬の秘密を知ったホキは……。<br />人間のやさしさとはなにか、ほんとうの愛とはなにかを語りかける、さわやかな都会ふうセンスの、詩情に満ちた、不思議でロマンチックな、ファンタジー童話。<br />