宮本武蔵をこの上なく憎み、「二」の字が大嫌い。<br />吉岡一門の流れを汲む剣豪・清三郎は、その腕を貸して利息を活計(たつき)にしてきた。<br />顔は美しいが陰気な下女・おさえに見送られ、今日も自慢の腕を揮(ふる)う。<br />そして巡り合わせた、200年の時を超えた復讐劇。<br />二刀流よ、覚悟! 破天荒な剣士の生き様を描く、痛快時代小説シリーズ第2弾!