金庫番の娘
日本の政治は終わってる! だったら私が変えてやる! 国のため、社会のため、企業のため、個人が人知れず犠牲を強いられるのは絶対におかしい。
私物化された権力の横暴を前に、新米政治家秘書が見出した道とは――? ベテラン衆議院議員・久富隆一の秘書を父に持つ藤木花織は、十年近く働いた一流商社を辞め、久富事務所に転職。
慣れない業務に慌ただしい毎日を送る中、突然久富から呼び出され、父と一緒に財務秘書――<金庫番>になるよう打診される。
実は政治が好きでもなければ、興味もなかった花織は、誰にも明かせぬ理由を胸に、この世界に飛び込んでいたのだが……。
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