泣いちゃいそうだよ《高校生編》
――修ちゃんが好き。
高校2年生の夏休み、空港の出発ロビーで、パリへと旅立つおさななじみの太宰修治に、自分の気持ちを伝えた小川蘭。
パリの音楽学校に留学中の修治は、「どんなに遠く、離れても、蘭のことを、思ってる」という言葉を残していった。
この冬、ピアニストとしてCDデビューが決まり、将来を期待されている修治は、有名人。
テレビや雑誌やネットでも、ばんばん取りあげられていて、まるでアイドルみたい。
でも、人気があるのって、なんだか複雑な気持ち……。
これじゃ、修ちゃんとふたりで、気軽に街なんか歩けないよね。
ただでさえ、パリと東京で超遠距離なのに、さらに修ちゃんがどんどん有名になっちゃって、これからどうなるんだろう? これで、わたしたち、つきあってるっていえるのかな? みんなの気持ちにいちばん近い主人公・小川蘭の高校生編フィナーレ!
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