1985年、北関東の県立高校3年生木島夕子は、都内の予備校生・辻島衆二と文通を始めた。<br />手紙の言葉だけを頼りに純真な恋を育てた2人は、共通のファンであるロックバンドの武道館公演の席で初めての待ち合わせをするが――。<br />爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」に秘められたせつなさあふれる物語。<br />