誤判対策室
見破ってみてください、私の完全犯罪を。
殺人の証明ができなければ、娘の命はない――。
仕掛けられた不可解なゲームに、正義は容易く翻弄される。
見つからない手がかり、迫るタイムリミット。
絶対絶命の老刑事が己の矜持をかけて臨む、運命の20日間。
7つの「20」が導く禁断の真実。
ノンストップ・サスペンスの新定番!どうして犯罪者は、自分に繋がる証拠を残すのでしょう?警視庁を定年退職後、「誤判対策室」――警事、検事、弁護士からなる冤罪調査組織――に再雇用された有馬英治あてに一本の電話が入る。
台東区三ノ輪で殺人を犯し、自首してきた紺野真司が証言を一変。
容疑を否認し、有馬にしか真実を話さないと主張しているという。
勾留中の紺野と対面した有馬は、ひとつのゲームを持ちかけられる。
「私の犯罪を証明し、起訴できなければ、あなたの娘を殺害します」動揺を隠せない有馬だったが、悲劇へのカウントダウンはすでに始まっていた――。
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