人生を八十年とし、それを四で割ってみた。<br />四は四季の四である。<br />すると、今年五十のわたしは、秋の真んなかにいた――。<br />どこにでもある日々が、ここにしかない物語に変わる。<br />山本周五郎賞受賞&直木賞候補作『平場の月』の著者による、大人の心に寄り添う、切なく優しい短編集。<br />