星の恋人たち
●STORY:自然豊かな地方都市の新高1生、木崎乃亜は、同好会の部室で1学年先輩の副部長、槇裕也と出会う。
乃亜の片想いが両想いに変わり、地方の料亭のひとり息子である裕也は「いずれ乃亜と」結婚して幸せに暮らすと誓ったのだが。
店は、悪人に騙されて経営困難に。
裕也は「借金を返すために」音楽の才能を活かして東京で稼ぐ、と旅立つ。
ほどなく裕也はメディアが注目するスターとなり、音信不通に。
遠い存在となったカレとの恋をあきらめるべく、親の勧める見合話を受け入れてしまう乃亜。
けれども、乃亜の胸の内を知る大親友は「確かめもせず流されたら後悔するよ!!」と乃亜を叱り飛ばす。
思いきって東京へ向かった乃亜が得た答とは!?●作品MEMO:昭和62(1987)年9月の講談社X文庫ティーンズハート新刊。
当時の花井愛子作品には‘アイドル’男子とヒロイン少女のラブストーリーが少なくないが『星の恋人たち』は、イラストレーションが初コンビの、さとう智子ということで、ほんの少しであるが大人っぽさを意識した内容となっている。
花井愛子が「執筆開始前にイラストのパートナーを決めていた」からで、その点を踏まえて作品を読み比べてみるのも一興かも。
ちなみにラストの手描きページが存在しないのは。
、当時の編集サイドの「大人の事情」による。
実はタイトルも最初『星が降りてくる』だったが「ワケあり」で『星の恋人たち』に。
●WELCOMEBACK:講談社X文庫ティーンズハート電子版では「WELCOMEBACK」をキーワードに昭和平成のヒット作品を順次収録、展開予定。
その第1弾配信が、花井愛子の10作『1週間のオリーブ』『山田ババアに花束を』『またたびハウスSTORY』『ジュリエット宣言』『恋電話』『星の恋人たち』『10月のパイナップル』『恋曜日』『淡雪ロマンス』『銀色のボーイ』の同時配信。
各作品への感想コメントや今後のラインアップ希望など大歓迎!! ぜひぜひお寄せください。
●関連アイテム:『ときめきイチゴ時代〈ティーンズハートの1987-1997〉』『ムダな金はつかうな!』『ハナイ式ちょびっとダイエット〈50歳でもラクラクまにあう〉』
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