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銀色のボーイ

●STORY:長女だけれど「妹」の中崎詩子は、チャランポランな「おにいちゃん」を甘やかす両親に不満を抱く17歳。
現実を冷静に読み切る、ガンコでダサめな日々を送っている。
そんな詩子が兄に拝みたおされて引き受けた冬休みのアルバイトは、有名アイドル事務所の雑用係。
芸能界に無関心な詩子は、高い時給だけが目当てだったのだが。
なぜか所属バンドのボーカリスト、萩原流音に気に入られて、マネージャー役を命じられてしまう。
チャラいと小バカにしていた流音が、実はマジメで才能あふれるアーティストであると知って、詩子はカレに恋をする。
タレントとスタッフの交際NGなのに、流音は平気で詩子に愛を告白!! この状況、マジでヤバいんじゃね!?●作品MEMO:昭和63(1988)年1月新刊だが、書店売りは前年12月だった、花井愛子の講談社X文庫ティーンズハート第10作。
新年からのオモシロ企画として、これまでのオマケあとがきに加えて‘読者のおたより紹介’ページの見開き『花井愛子のかつをぶしクラブ』の展開をスタートさせている。
一般的に出版界では「ふざけすぎ」とボツになるアイデアだが、当時の担当編集者が‘遊び心’に理解があったため実現したもの。
ティーンズハートのブーム、花井愛子のブレイク要因のひとつは、こうした型破りなスタイル、自由かつ新鮮なアプローチにあったと言える。
令和電子版の‘あとあとがき’も同じ方向性での書きおろし。
新オマケも、ぜひぜひお楽しみに!!●WELCOMEBACK:講談社X文庫ティーンズハート電子版では「WELCOMEBACK」をキーワードに昭和平成のヒット作品を順次収録、展開予定。
その第1弾配信が、花井愛子の10作『1週間のオリーブ』『山田ババアに花束を』『またたびハウスSTORY』『ジュリエット宣言』『恋電話』『星の恋人たち』『10月のパイナップル』『恋曜日』『淡雪ロマンス』『銀色のボーイ』の同時配信。
各作品への感想コメントや今後のラインアップ希望など大歓迎!! ぜひぜひお寄せください。
●関連アイテム:『ときめきイチゴ時代〈ティーンズハートの1987-1997〉』『ムダな金はつかうな!』『ハナイ式ちょびっとダイエット〈50歳でもラクラクまにあう〉』




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