ジュリエット宣言
●STORY:永田街子。
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自分の名前が「東京メトロの駅名みたい」と気にしながらも、それをギャグにして周囲を楽しませてしまう‘お笑い芸人’体質。
対して幼なじみの「リン」こと加納鈴音は、キラキラネームにピッタリの美少女で、ふたりが籍を置く演劇部でも中1から3年間ずっと‘ヒロイン’的存在だ。
そのリンのカレシは、部内の‘ヒーロー’同級生の篠原塔也。
実はマチコも塔也に片想いなのだけれど、口に出せずにいる。
演劇部員たちは中3生の卒業公演のために夏合宿へ入ったのだが、そこで脚本演出担当の塔也が主役に選んだのは、マチコ!! 傷ついたプライドと嫉妬で無茶な言動に走るリンのため、マチコは役を降りると塔也に告げたのだが……。
●作品MEMO:講談社X文庫ティーンズハートにおける、花井愛子の第4作。
昭和62(1987)年7月リリース。
当時の花井愛子作品は「毎月書きおろし」で発行されており、読者の10代少女たちは「月刊誌を買う」感覚で毎月5日の新刊発売日に書店へ足を運んだりした。
前作の『またたびハウスSTORY』からは‘あとがき’の内容を「オマケ」と称して「物語とは別もののエッセイ」的に内容を変えている。
今回の電子版では、当時のオマケあとがきはもちろんのこと、最終ページの花井愛子とイラストレーション担当かわちゆかりによる、ともに手描きのメッセージページも収録。
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さらに電子版書きおろしの‘あとあとがき’も加えて「懐かし新しい」構成となっている。
●WELCOMEBACK:講談社X文庫ティーンズハート電子版では「WELCOMEBACK」をキーワードに昭和平成のヒット作品を順次収録、展開予定。
その第1弾配信が、花井愛子の10作『1週間のオリーブ』『山田ババアに花束を』『またたびハウスSTORY』『ジュリエット宣言』『恋電話』『星の恋人たち』『10月のパイナップル』『恋曜日』『淡雪ロマンス』『銀色のボーイ』の同時配信。
各作品への感想コメントや今後のラインアップ希望など大歓迎!! ぜひぜひお寄せください。
●関連アイテム:『ときめきイチゴ時代〈ティーンズハートの1987-1997〉』『ムダな金はつかうな!』『ハナイ式ちょびっとダイエット〈50歳でもラクラクまにあう〉』
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