真尋は長年、幼馴染みの要に片想いをしていた。<br />傍にいられれば、それでいい。<br />そんなささやかな願いを抱いていた。<br />そのはずなのに、ひょんなことから、要の想い人の代わりとして、身体を繋げてしまう。<br />しかし時間が経つにつれて、要との関係がぎこちないものになっていく。<br />今の関係に終止符を打つことを決心し、要の家を訪れた真尋だがこれが要と最後だと焦った結果、「好き」だと告げてしまった。<br />