遊びを知らない礼二は、父とも兄とも慕う人物からの誘いで、ある接待を受けることになった。<br />人里離れたところに建つ洋館・黒崎邸に招待された礼二は、そこで人形のように美しい少女に出会う。<br />だが、おぞましいことに、黒崎が接待と称して差し出したのは、その美少女だった。<br />思わず礼二は逃げ出したが、少女の「接待」がなくなるわけではない。<br />礼二と少女の運命の輪は、すでに動き出していた。<br />