配属されて1ヵ月。<br />私はあせっていた。<br />どうしてもスクープが欲しい。<br />スクープを掴んで編集長に褒められたい、できれば腰に手を回されて口説かれたい。<br />連日の朝帰りに疲れ切っていた私は、そんな欲望にあっさり負けてしまった。<br />秘密クラブが都内某所で開かれるというタレコミメールを信じて、危険な潜入取材を勝手に決めてしまった私を待っていたのは、終わることのない悦楽地獄だった!