「妻とはもうすぐ別れるから、もうちょっと待ってくれ」この言葉に待つこと5年。<br />2時間で帰って行き、決して「宿泊」とフロントに言わない彼に涙ぐんだ。<br />がまんできずにいつもなら絶対言わない「奥さんといつ別れるの？」と聞いてしまったあの日から、私のケータイは鳴らなくなった。<br />現実を認めたくなくて、電波のせいにし続けたけどもう限界なのはわかってる。<br />そんな時、知らない番号の着信が……
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