聖者と呼ばれた偉大な奏者は予言を残して死んだ。<br />時は過ぎ、人を探し日本を旅する者たちがいた。<br />北海道、沖縄、京都、川越で見出されたのは古丹、比嘉、遠田、猿沢の四人の男たちだった。<br />僧侶・木喰の導きで集結した彼らは音楽業界を席巻した。<br />「奏者水滸伝」シリーズ・7巻合本 『阿羅漢集結』『小さな逃亡者』『古丹、山へ行く』『白の暗殺教団』『四人、海を渡る』『追跡者の標的』『北の最終決戦』