泰平の世では、武士の生活もたるみ勝ち。<br />そこで、隠居した老人たちが結集して、息子や嫁に活を入れる相談をすることにした。<br />だが、その寄合いの中味は、老人の愚痴と嘆声ばかり。<br />ところが、ひとりだけ型破りな老人が現われて……。<br />黒田藩の総目付、十時半睡が珍事難事を巧みに裁く、連作シリーズ第2集。<br />NHKでドラマ化もされた名作。<br />武士の悩みは、サラリーマンの悩みと変わらない!