紙の城
新聞、本当になくなってもいいですか?躍進著しいIT企業インアクティブによる、東洋新聞買収宣告。
マスコミの寵児となった会長の驫木は、世論を味方に、役員会を切り崩しにかかる。
‘ウェブファースト‘を掲げ、新聞の価値を根底から揺ぶる彼らが、本当に買おうとしているものは何か? 社会部デスク安芸と部下たちの、記者魂を賭けた死闘が始まる。
『傍流の記者』で直木賞候補となった著者だから描けた、メディアの裏側の熱き攻防!情報化社会? 何を言ってやがんだ。
本当の情報はクリックすれば出てくるもんじゃないんだ。
本城の作品には、「情報」というものの深みを教えられる。
本作は「新聞社は生き残れるか」を人間ドラマに広げた秀作だ。
――佐高 信「朝日新聞」「産経新聞」「日経ビジネスオンライン」「サンデー毎日」「週刊朝日」「アサヒ芸能」「J-novel」ほか新聞25紙で紹介された話題沸騰の話題作!!
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