希望
1945年8月9日、長崎に投下された原爆によって、絶望が始まった。
しかし、長い時間の末に、被爆者たちにも、一筋の光が見えた。
もう悲劇を繰り返さないように。
祈りの短篇集。
――8月9日、長崎で被爆した人たちの苦悩が始まった。
生と死の狭間を体験し、未来への絶望との闘いの日々に、彼らは、時の流れで癒されていったのであろうか。
自らの足跡を確かめ、振りかえり見つめ続けた著者が、いつかその運命を希望へと繋げていく……。
3月11日を経験した、すべての日本の人々に捧げる、林京子の願いと祈りを込めた、短篇集。
※本書は、『谷間』(講談社刊 1988年1月)『希望』(講談社刊 2005年3月)を底本としました。
更新中です。しばらくお待ちください。