ヤンキーやめろ。メイドにしてやる
俺の名は久世太一郎。
歳は十七歳。
久世家は代々、執事の家系で、俺も執事として、日本有数の名家である鶴ヶ島家の次女、麻白様に仕えている。
ある日俺は、麻白お嬢様から、新たな専属メイドを探すよう申しつけを受けた。
だが、いたずら好きなお嬢様のお眼鏡にかなう者はなかなかいない。
そんな中、俺は買い出しに出かけた先で、ひとりのヤンキー少女と出会う。
ハナと名乗った彼女にメイドの素質を見いだした俺は、麻白お嬢様のメイドになるよう彼女を勧誘する。
「でも、メイドってあれだろ? ご主人様の命令は何でも聞かなくちゃいけなくて、奴隷みたいな」「主従の間にあるのは単なる利害関係や雇用関係じゃない。
信頼関係だ」しかし、ヤンキー少女ハナと麻白お嬢様との相性は最悪で……!?※電子書籍には特典として書き下ろしSSを収録!
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