突然襲った、原因不明の全身麻痺。<br />その日から、生への執念と奇病との格闘が始まった。<br />芋虫のようにのたうつ我が身の惨めさ、意のままにならぬ入院生活、看病してくれる妻とのいさかい、絶望的になる日々の中で、作家になることを心の支えにして、ついに難病を克服。<br />強烈なバイタリティがほとばしる、自伝的長編。<br />