秩父郊外の鬼島家。<br />その屋敷跡で、右手に首をぶら下げた死体が発見された。<br />調査した結果、なんと胴体と首は別人だった。<br />数日後、新聞社に「怨みの首一つ一億円也」の怪文と女性の髪が、首屋の名前で送られてきた。<br />この一帯を牛耳る政治家の下にも同じものが……。<br />犯人の狙いは何か? 猟奇殺人の謎を巡る、本格的推理小説。<br />