大韓航空007便は、1983年9月1日未明、ソ連のミサイルによって撃墜され、269人の生命がサハリン沖に消えた。<br />ショッキングな事態の中で、決め手となる情報を手にした日本政府は、かつてない情報コントロールによって、対ソ戦略のシナリオを固めていく。<br />国際舞台の凄絶な情報戦争のドラマを描く。<br />非常事態の中で、日本の危機管理はいかになされたか? <全3巻>