ぜいたく品といえる物は一つもないが、毎日のくらしに必要な物だけは、いちおうそろっている。<br />それが、ぼくの家の中身である……。<br />だが、タケシの心には、暖かな家族によって築き上げられた立派な家があった。<br />タケシ一家の生活をテーマに、親子・姉弟の心のふれあいを、ほのぼのとしたタッチでうたいあげた物語詩集。<br />赤い鳥文学賞・野間児童文芸賞受賞作品。<br />