ルート350
僕の前に路(ルート)はある! 越境者・古川日出男、初の短編集。
いっぱいの現実、いっぱいのレプリカ――知的早熟児たちが集った夏期講習キャンプに現れた「狙撃手」。
僕たちは次なるスナイプの現場を押さえるべく監視を始めた……という「メロウ」など、現実とレプリカのあわいに立ち上がる圧倒的なストーリー世界が心を捉えて離さない。
あらゆるジャンルを超えて疾走する作家がつづった唯一の「ストレートな」短篇集。
◎「これは、僕としては初めてのストレートな短編集だ。
ある意味で、僕はデビュー以来、ずっと同じ小説ばかりを書いている。
それが誠実なことかどうかは、判断するのは僕ではないけれど。
この本はもちろん、読者に読まれるために書いた。
だから、あなたたちに捧げる。
」<古川日出夫>
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