新聞記者一筋だった笠間は、同期との競争に負け、販売部への異動を告げられる。<br />記者職への断ち切れない思いを抱えつつも、自分の仕事に邁進し、販売部でも存在を発揮し始める。<br />一方で、ずっと忙しい父親との関係に、二人の息子・翔馬と翼は悩んでいた。<br />しかし葛藤を抱きつつも、翔馬は父と同じ、新聞記者という道を行くことを決める。<br />働くことは何なのか。<br />父親として息子に残せるものは何か。<br />普遍的な親子の絆を描いた、傑作長編!