白医
「先生の手で、終わらせてくれないか」ホスピスで起きた3件の不審死。
沈黙を貫く医師が抱える真相とは?救うべきは、患者か、命か――。
『闇に香る嘘』『同姓同名』の著者渾身、’命の尊厳’に切り込む傑作医療ミステリー!「先生は、患者を救ったんです――」末期がん患者の水木雅隆に安楽死を行ったとして、裁判を受ける天心病院の医師・神崎秀輝。
「神崎先生は私から……愛する夫を奪っていったんです…!」証人席から雅隆の妻・多香子が悲痛な声をあげるも一向に口を開こうとはしない。
そんな神崎には他にも2件、安楽死の疑惑がかかっていた。
患者思いで評判だった医師がなぜ――?悲鳴をあげる’命’を前に、懊悩(おうのう)する医師がたどり着いた「答え」とは?’安楽死’をテーマに描く、乱歩賞作家渾身の医療ミステリー!
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