叶うならば殺してほしい ハイイロノツバサ
深夜、吉祥寺で発生した住宅火災。
死者3名、重傷者1名。
死者のうち1名は片手錠をかけられた女性だった。
唯一の生存者でその家に住む17歳の少年・仁科徹は当初完全黙秘。
現場の様子から警察は、男4人による女子高生集団監禁事件と判断し、捜査を開始する。
ほどなく死者3名の身元は判明し、2週間にわたって被害女性に加えられた凄惨な虐待も明らかになるが、瀕死の重傷者は身元不明のまま。
警視庁捜査一課管理官の箱崎ひかりは、突然供述をはじめた仁科がかけがえのない何かを守るために虚偽を述べていると感じ、被疑者、被害者それぞれの背景を調べ始める。
元警察官僚・古野まほろが描く、胸を穿つ警察ミステリ。
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