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対岸の家事

家族のために「家事をすること」を仕事に選んだ、専業主婦の詩穂。
娘とたった二人だけの、途方もなく繰り返される毎日。
幸せなはずなのに、自分の選択が正しかったのか迷う彼女のまわりには、性別や立場が違っても、同じく現実に苦しむ人たちがいた。
二児を抱え、自分に熱があっても休めない多忙なワーキングマザー。
医者の夫との間に子どもができず、姑や患者にプレッシャーをかけられる主婦。
外資系企業で働く妻の代わりに、二年間の育休をとり、1歳の娘を育てるエリート公務員。
誰にも頼れず、いつしか限界を迎える彼らに、詩穂は優しく寄り添い、自分にできることを考え始める――。
手を抜いたっていい。
休んだっていい。
でも、誰もが考えなければいけないこと。
『わたし、定時で帰ります。
』の著者が描く、もう一つの長時間労働。
終わりのない「仕事」と戦う人たちをめぐる、優しさと元気にあふれた傑作長編!「あさイチ」(NHK)紹介で大反響!共感の嵐!みんなそれぞれ違っていても大丈夫と思え、気持ちが楽になりました!(20代女性)いいですね、結末が。
主人公の日常を大切に歩む姿勢が好きです。
(30代女性)こんなに色々な立場から入れるにはなかなか出会えません。
読み終えて、なんだかすっきりしました。
(40代女性)世の中の男性がもっと読むべき本だと思う。
私は読めてよかった!(50代男性)巻末特別収録☆彡スピンオフショートストーリー




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