安禄山、史思明の乱による唐の疲弊は、はなはだしかった。<br />一応の命脈は保っていたが、黄巣の乱を経て、ついに梁にかわられる。<br />中国大陸は、ふたたび覇権争いの修羅場と化し、北宋・南宋の約2世紀半の春秋を送った。<br />やがて、平原のかなたに湧き起こる旋風、モンゴルが荒々しく雄々しく台頭の兆しをみせる。<br /><全6巻>