COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

桎梏の雪

【第15回小説現代新人奨励賞受賞作】家元の誇りを賭け、青春を捧げ、戦う若き棋士たち。
江戸の将棋家の興亡を鮮やかに活写する傑作時代小説。
「江戸時代の棋聖たちが鮮やかに甦る感動の将棋小説。
今、若手がしのぎを削る棋士たちの源流がここにある!」―加藤一二三九段「将棋に関する描写の的確さには感心した。
定跡とか詰将棋とか、一行一行が深い知識に裏付けられていなければ、物語はたった一行で瓦解する。
しかし作者の将棋への圧倒的な知識に、読み進めていくうちに安堵感に包まれていった。
江戸期の将棋界。
そこにこんなにも壮大なロマンが広がっていたことに、胸がときめく」―大崎善生(『聖の青春』著者)「ミステリーの要素も加わり、読者の興味を離さない。
真相の描き方も新人離れしている。
とんでもない力量の持ち主なのだ。
さらに個々のキャラクターも魅力的である」―細谷正充(文芸評論家)あらすじ)文化六年(1809年)、江戸将棋界の重鎮・九世名人大橋宗英が惜しまれつつ世を去る。
しかし、将棋三家、大橋家・伊藤家・大橋家の分家(宗与家)の間での名人後継ぎ選定は家元間の政争激しく、伊藤家の宗看が十世名人を襲名するまでには16年もの歳月を要してしまう。
大橋分家七代目当主・宗与は、その間に生じた将棋家の衰退を憂いていた。
自身は父宗英から棋才を継ぐことができなかったものの、鬼才・英俊を養子に迎え将棋家再興のため尽力する。
養子ゆえの気後れを見せつつも、英俊は名人宗看に次ぐ実力者へと成長していった。
妹で初段棋士の弦女も宗与家に活気を与える存在であった。
まだ幼い宗与の嫡子・鐐英も、大橋家の弟子・留次郎(後の天野宗歩)と友情を分かち合いながら日々研鑽を積んでいく。
しかし、それとは裏腹に本家と分家の間には確執が生じていた……




ユーザレビュー
  • 0
  • 0
  • 0



ライトノベル・小説
©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.