ギリギリの成績ながらも専門学校を卒業し、夢だった理容師への第一歩を踏み出した神野キリ。<br />しかし、キリを受け入れてくれた理容室はたった一軒。<br />キリと父を捨てた母・巻子がかつて勤めていた「バーバーチー」だった。<br />母の師である広瀬千恵子の店で働くことに複雑な思いを抱えつつも、一人前の理容師になって母を見返すために張り切るキリ。<br />最初は空回りして失敗ばかりで落ち込むも、様々な客と接していくうちに少しずつ変わっていき――。<br />