大雨の日、筑後川の氾濫を心配する人々。<br />その中に、戦後の新しい時代に、資本家となり芸術に心を傾ける家族がいた。<br />その家の娘は、お芝居に夢中になり、配役で抜擢されもする。<br />そして……。<br />キリスト教をモチーフに人間の罪と罰を、『糞尿譚』で芥川賞を受賞した作家が描いた長編小説。<br />