一族のクリスマスパーティーの準備のため、和典は母方の伯父の別荘がある、神戸の須磨にやってきた。<br />駅で出会った女性が隣家の住人であり、和典が愛読していたブログの作者の妻だと知る。<br />そのブログの更新が昨年の秋から更新が途絶えていたことを疑問に思っていたのだが、彼女はその日、十三夜の月が出ていた晩に失踪したという。<br />彼女と同居している往年の人気漫画家の伯母が事件の鍵を握っているのではないかと考え、接触を試みるが……。<br />