感覚を信じて生きる! 何もないゴミの島でも、希望だけは残されていたーー東京湾に浮かぶゴミの島で生まれた鉄夫は、ゴミの山から集めた品々を、物々交換することによって生き抜いていた。<br />島の住人の多くは、助け合いながら平穏に暮らしていたが、犬井という男が住み着いたことから、事態は一変する。<br />近未来の東京を舞台に、現代の過当な競争や格差社会の歪みを照らし出した問題作。<br />