影丸極道帖
脱獄した影丸は、八丁堀を嘲弄するかのように、佐久間一角斎、小栗玄庵らの命を狙う。
かれらこそ、酒田左門を盟主に、前将軍の愛妾・お美代の方につらなる一味なのだ。
悪虐な奸計で栄達をはかる一味に、影丸は恐怖の「復讐」を企図しているのか……。
影丸とは、そも何者ぞ、白亭の捜査は難航し、また失踪した小夜と影丸は、どこかで奇しき縁に結ばれてもいるようだ。
志賀三平もまた独自に、巧緻の策をめぐらせて、影丸の「影」を追っている。
かくて三月の後、白亭が探りあてた事件の全容、そこに思いもかけぬ影丸の素顔が現れた! 終末まで息もつかせず展開する本格派ミステリー。
<上下巻・完結>
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