人でなしの櫻
圧巻。
ついに。
ラストの情景はぴたりと見事に着地が決まって、これしかないという美しさだ。
ひとは、こういうカタルシスを覚えたくて、物語を読むのだろう。
村山由佳父が壊した女。
それでも俺はあの女が描きたい。
『銀花の蔵』『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の著者が放つ、人間の業の極限に挑んだ、衝撃の問題作しがない日本画家の竹井清秀は、妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。
ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、全裸で震える少女、蓮子がいた。
十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。
激しい嫌悪を覚える一方で、どうしようもなく蓮子に惹かれていく。
熱い感動の声、続々!●遠田作品の中でいちばんすごかった。
激しくて魂を抜かれた(うさぎやTSUTAYA矢板店 山田麻里子さん)●こんなにも震えた作品はない(くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん)●結末に怯えながら一気に読んでしまった」(あおい書店富士店 望月美保子さん)●遠田潤子さんの真骨頂がここに(あおい書店富士店 鈴木裕里さん)●吸い込まれるような絵が見えるよう(未来屋書店大日 石坂華月さん)●深い愛の世界にためいきがでた(ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん)●一瞬も目が離せなかった(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん)●どうしようもなく惹かれてしまった(本の森セルバBRANCH岡山店 横田かおりさん)●圧倒的な文章力で愛と憎悪を平等に描いた一冊(喜久屋書店櫃原店 井上七海さん)●ものすごい熱い物語(コメリ書房鈴鹿店 森田洋子さん)●つらい。
母として女性としてつらすぎる(宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん)●麻薬のような一冊(TUSTAYA西宝店 今村友美さん)●人の心の不思議を思う(正文館書店長久手フレンドタウン店 各務雅美さん)
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