園芸少年
部活は園芸部。
それも素人男子3人だけの。
高校入学間もなく、思いがけず園芸部に入部した男子生徒3人が、それぞれの思いを抱えながら成長し、友情を育む、春から秋の物語。
そつなく高校三年間を過ごそうとする達也。
いかにもヤンキーだがどこか憎めない一平。
箱をかぶっての保健室登校だが成績優秀な善男。
温室育ちでもなく、雑草でもなく、ごく普通にお日様に向かって凛とその芽をのばす草花たちと、少年たちの姿が重なりあう、魚住さんのターニングポイントともなるであろう傑作です。
●著者紹介魚住直子(うおずみなおこ)1966年、福岡市生まれ。
広島大学教育学部心理学科卒業。
第36回講談社児童文学新人賞を受賞した『非・バランス』でデビュー。
2008年、『Two Trains』で小学館児童文学賞受賞。
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