どしゃぶりのあとには虹だって出るさ。<br />人生は、ままならないことばかり。<br />優しさとほろ苦さが沁みる「中年共感小説」。<br />難問だらけの家庭と仕事に、葛藤、奮闘、四苦八苦しているうちに、気がつけば「老い」のとば口に差しかかった男たち。<br />その戸惑いと寂しさを分かち合えるのが旧友なのか、旧友だからこそ、すれ違ってしまうのか……。<br />「もう若くはないんだから」が口癖になった人と、なりつつある人にエールを贈る5篇を収録。<br />